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1746話

劉名揚は言い終わると、そのまま電話を取り出して掛けた。

しばらくして電話がつながり、向こうから女性の声が響いた。「はい?」

「王さん、名揚です。大中兄さんはいますか?」劉名揚が尋ねた。

「あぁ、名揚くんね。大中なら居るわよ。今電話を代わるわ」王さんは笑いながら言った。「大中、名揚くんからの電話よ。早く出て」

電話からすぐに王大中の声が聞こえてきた。「名揚。」

「大中兄さん、写真を一枚送ります。確認してほしいんですが、その銃を持っている坊主頭の男は、前に肖純凌青雲と一緒に狼の子を捕まえに来たときの人間じゃないですか?」劉名揚は単刀直入に言った。

「ああ、写真を送ってくれれば見てみるよ」

劉名揚は...