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1628話

馬彪は嬉しくて心臓が飛び出しそうだった。この短い間に、これほど多くの金を勝ち取ったのだ。これは自分が半年商売して得る収入に匹敵する。

馬彪が喜んでいる時、眼鏡の男が眉をひそめて言った。「なぜずっと負けるんだ。俺の手持ちがこんなに悪いわけがない」

彼はカードを受け取ると、またも確認せずに、そのまま千元を取り出してテーブルに投げ入れた。

馬彪は内心で喜んだ。まったく馬鹿に出会ったものだ。こんな大きな賭け金を出しておきながら、まだカードを見ようともしないとは。

小さな口髭の男は自分のカードを見て、二千元を続けた。

馬彪は自分のカードを手に取って見ると、目が釘付けになった。

三枚の十二だ。...