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1348話

店主は目を見開いて、笑みを浮かべた。「問題ないよ、好きなだけ見てくれ。うちの監視カメラの記録は一週間分保存してあるからな」

劉名楊は彼とこれ以上話す余裕もなく、すぐに監視モニターを開いて録画データを呼び出し、程萌萌が事件に遭った日の夕方6時から少しずつ巻き戻し始めた。

夜の8時40分頃、路地の入り口に一人の女性が現れた。

その女性を見た瞬間、劉名楊の瞳孔が急激に縮んだ。

あの姿はあまりにも見覚えがあった。一目見ただけで、彼は百パーセントの確信を持てた。まさしく程萌萌だった。

程萌萌は路地の入り口に着くと、ゆっくりとしゃがみ込み、携帯を取り出して電話をかけ始めた。劉名楊は彼女が泣いてい...