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951話

「小娘は俯いたまま、私の唇をじっと見つめていた。小さな手が微かに震え、私の首を抱きしめる様子は、初めて恋心を知った少女が、慕う相手に自分のすべてを捧げようとする、あの恥じらいに満ちた姿そのものだった。」

「ふざけるな!」

今度こそ本当に我に返った。だが、その手はまだ彼女の弾力のある小さな尻を抱えたままだった。薄い布地越しに感じるその感触から、下には何も身につけていないことがはっきりと伝わってきた。

彼女はまだ子供なのだ!

「お兄ちゃん、わたし...嫌われてる?」

彼女の表情が一瞬で曇った。天まで届きそうだった輝きが、私の一言であっけなく消え去ってしまう。そして呪わしいことに、私は罪悪...