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900話

周囲からは息を飲む音が聞こえ、数人の男たちの呼吸が一瞬で荒くなった。こちらに向けられる視線がどんどん増えていく!

さらには、この状況に気づいた女性が一人、チラチラと見ていた自分の男をひっつかんで、その場から立ち去っていった!

「お前、今や有名人だぞ、信じるか?」

私は余裕の表情で隣の淫らな男女を眺めながら、心の中では吐き気を催していた。だが表に出すのはあくまで興味津々な様子で、股間も完全に硬くなり、ズボンを押し上げて少し窮屈になっていた。

「ハハハ、こんな評判も、お前が要らないって言ったから俺の手に転がり込んだんだぜ。兄弟、この恩は覚えとくよ。こうしてお前から女を奪うなんて、確かに俺が悪...