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729話

「ちょうだい、ちょうだい!」

彼女は唇を舐め、まっすぐに私を見つめていた。まるで私が彼女の解毒剤であるかのように。

私は慌てて顔を伏せ、彼女の目を見ないようにした。だがそうして俯いた瞬間、彼女のはだけた姿が目に飛び込んできた。白い下着では包みきれない柔らかさが、彼女の動きに合わせてふるふると揺れている。その細い蛇腰に、滑らかで白い二本の太腿。

鼻がむずむずとした。

美人の社長がまた飛びかかってきて、私を押さえつけて舐め始めた。香り高い柔らかな息が顔に吹きかかる。

「しっかりしてください!」

私は大声で叫び、彼女の両手を背中で固定して制止した。それでも彼女は諦めず、もがき続け、私の体を求めようと...