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64話

「ああ、それだったのか、抱っこして連れていくね」

やっと安心して言った。

ふと思い出した。前回、私が殴られて入院した時、白おばさんが私を支えてトイレに連れて行ってくれたんだ。あの時は今ほど大胆じゃなくて、ちょっと恥ずかしいとさえ思っていた。

でもすごくドキドキもした。

今回はついに、私が彼女の世話をする番になったんだ。

軽く笑いながら、彼女の掛け布団をめくり、何も言わずに力を入れて彼女をベッドから抱き上げ、トイレへと歩いていった。

トイレに着くと、便器の横に彼女を降ろし、ズボンを脱がせようとした。

「この小僧、私はまだ不自由になったわけじゃないわよ!出ていきなさい!」

白おばさんが私の背中にバ...