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584話

「はいはいはい、今解いてあげるから」

私は彼女の縄を解いてやった。本当にきつく縛っていたらしく、彼女の手首には赤い痕がくっきりと残っていた。

「この野郎!このクソ野郎、私が苦しんでるのを見てて解いてくれないなんて、王昊、お前死にたいのか!」

縄が解かれた途端、慕容嫣然の全身から漂う雰囲気が一変した。彼女は私を押し倒すと、跨りかかってきた。そして悪いことに、彼女が腰を下ろした場所は、ちょうど私の昂ぶりの上だった。

少し腰を突き上げただけで、彼女の既に濡れそぼっていた秘所に全てを送り込んでしまった。元々私に反撃しようとしていた慕容嫣然だったが、たちまち力が抜け、ベッドシーツをきつく掴みながら歯を食...