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538話

頭の中で突然、白莹が艶めかしい姿で、唇を噛みながら、腰に足を絡ませ、甘い声で「もっと激しくして」と求めているシーンが浮かんできた。

うっ、

鼻がむずむずする、鼻血が出そうだ!

「大丈夫?王昊、つらいの?病院に連れて行ったほうがいいんじゃない?なんだかおかしいわよ、やっぱり病院に行きましょう」

白莹は私がしばらく動かず、何も言わないのを見て、心配そうに手を私の前で振った。それでも反応がないと、今度は焦って、私の腕を引っ張って病院へ連れて行こうとした。

実際、自分でも少しおかしいと思う。毎回毎回、白莹の清楚な体を見るたびに鼻血が出てしまう。毎回だ!

しかも、この女性は全く誘惑するつもりなんてないん...