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388話

「白おばさん、僕のこと恋しかった?」

会社が上場してから、白おばさんはますます忙しくなった。それでも暇を見つけては会社に顔を出し、僕に目を配ってくれる。いつも僕のことを心配して、会社に問題が起きないか気にかけてくれる。そんな彼女の気遣いが嬉しい。

僕のオフィスの鍵も彼女用に一つ作っておいた。時々会社で彼女と会えば、少し甘い時間を過ごすこともできる。

「手を離しなさい、エッチな目をして。誰に習ったのかしら、あなたのお父さんはこんなことしなかったわよ」白おばさんは車を運転しながら、僕を横目で見た。手を離すように言いながらも、体は全く反応を示さなかった。

「こんな恰好で来たのは、僕に見せるためじゃな...