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355話

「王昊、この酒を君に。私たち母娘を助けてくれて、いつも側にいてくれてありがとう」

私の氷の女神、白瑩が、グラスを掲げて、無邪気に笑いながら、心温まる言葉を口にした。

私は何も言わず、グラスを手に取り、一気に飲み干した。白おばさんは傍らで笑いながら、見守っていた。

夜更けまで、白瑩が休みに上がった後も、私は白おばさんと一緒に片付けをしていた。使用人たちはすでに白おばさんに帰らされ、この別荘には私たち三人だけが残っていた。

「王昊、あなたがもう少し年上だったらどんなにいいか。白瑩をあなたに託して、一生彼女を見守ってもらえるのに。あなた以外に、安心して任せられる人なんていないわ」

白おばさんは酔って...