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342話

「あれ、下着も必要かな?」

ふと疑問が浮かんだ。そうだ、肌着も替えが必要だよね?

にやりと笑いながら、彼女のクローゼットの扉を全て開けた。視界いっぱいに彼女の服が広がり、ほのかな香りが鼻をくすぐる。手前にはアウターやブラウス、その奥にはスカート類、さらに奥には下着が一式ずつきちんと収納されていた。

目移りするほどの品揃えだ。

白いもの、ピンクのもの、黒いもの、無地のもの、花柄のもの、スポーツタイプに盛れるタイプまで。

「なんで過激な下着はないんだろう?」

一通り探してみたが、噂に聞くようなセクシーな下着は見つからなかった。残念だ。

「どの色にしようか?」

まるで天下を統べる君主のように、巨大な...