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318話

そして私は頭を振ると、バスタオルをしっかりと締め直し、程雪莉の部屋を出ようとした。

「あっ」

出鼻をくじかれた。

左足が程雪莉の寝室のドアを踏み出した瞬間、小さな手が私の手を掴んだのだ。

「ほ、本当なの?」

程雪莉の声が聞こえ、私は狂喜して急いで振り返り、俯いた小さな頭を見つめた。「何が本当かって?」

「恋人同士って、こういうことするものなの?」

「当たり前じゃないか。テレビ見ないのか?テレビでもみんなこうやってるだろ?」

冗談じゃない。恋人同士がイチャイチャしないなら、彼女を作る意味なんてどこにある?まるで先祖のように祀り上げて、毎日三本の線香を焚いて、果物を供えるつもりか?

「じゃあ、あな...