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260話

私はまるで変態のおじさんのように、彼女の襟元を見つめ、異常なほど見入っていた。

「変態!」私の視線があまりにも熱かったのか、あるいは施如玉がようやく私の表情がおかしいことに気づいたのか、彼女が下を向いた瞬間、自分の小さなふたつの饅頭が無防備に私の前にさらされていることに気づいた。かすかにピンク色の乳輪まで見えそうだった。

しまった!

見つかってしまった。

「ああ、わざとじゃないんだ」

施如玉は慌てて上体を起こした。先ほどまであった温かな雰囲気は跡形もなく消え去っていた。彼女は私のずうずうしい表情を見て、イライラと小さな手をもみくちゃにした。

我慢できずに、私を平手打ちしたいという衝動に...