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211話

「ちっ、こんな状態で彼女の家から出ていったなんて言うまでもなく、こんな状態で彼女の部屋を出るだけでも、バカでも分かるだろう、俺がどういう状況だったかなんて!」

結局、俺はトイレに這いこんで冷水シャワーを浴び、全身が冷え切った状態になってようやく、弟分はしおれて股間にだらりと垂れ下がり、俺以上に悲しそうな様子だった。

「落ち込むなよ、いつか必ず、お前を大活躍させて、百人の女を抱かせてやるからな!」

俺は柔らかくなった弟分を握りしめ、心の中で哀れに慰めた。自分自身も慰めながら。やっと体内の邪火が静まるのを待って、ようやく施如玉のバスタオルを巻いてトイレから出てきた。

「ねえ、嫁さん、ちょっ...