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209話

「これじゃあ、私の命を奪う気かい?」

手でって、手でできるなら、とっくに自分でやってるよ!

「そんな言い方しないで、手だって同じだよ!」

施如玉は憐れむように私を見つめた。まるで道端の小さな物乞いを見るような、母性に満ち溢れた眼差しで。

私は口元をピクリとさせると、下腹部の熱はさらに勢いを増した。「ダメだ、手なんて嫌だ。どうせなら、挿入か口か、どっちか選べよ!」

私は首を傾げて、不満げに言った。

実際のところ、施如玉に口でしてほしいとは思っていなかった。ただ、こんな時に彼女の体から離れたくなかっただけだ。せっかく自分の女と二人きりの空間を手に入れたのに、見るだけで触れず、ましてやできないなんて...