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172話

私は彼女を押さえていた手を離し、その柔らかさを掴んで軽く揉みしだいた後、頭を下げて口に含み、舌で何度も円を描くように這わせながら上下に奉仕した。

チュッチュという水音が病室内に響き渡る中、施如玉は恥ずかしそうに両手で顔を覆い、顔を横に向けて枕に埋めた。

「何を恥ずかしがってるの?こんな姿、前にも見たことあるでしょう」

前回、資料室でのあの時も、二人はもう少しで火がついてしまうところだった。授業がなければ、きっとベッドに転がり込んでいただろう。

「あなた、黙って!」

彼女の籠もった声が聞こえてきて、私は楽しげに笑った。彼女の心の中にまだ趙小虎への思いがあるのなら、彼女の心の傷をすべて癒してあげよ...