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1357話

私は冷笑いを一つ漏らして扉をくぐった。赵さんは驚きの様子を見せたものの、あまり感情を表に出すことはなく、淡々と鼻を鳴らし、ちらりと私を見ただけで、まるで柱のようにそこに立っていた。

私は彼女など気にせず、ただ父の前まで歩み寄ると、両手を膝について半蹲みの姿勢になり、顔を少し上げて、父と正面から向き合った。

「お父さん、記憶喪失だったんだね。いつ治ったの?息子の私に一言も知らせなかったのはどうして?」

私は静かな声で言いながら、彼を見つめた。

父は私と目を合わせようとせず、緊張した様子で両手の置き場に困り、ただ指の爪をいじっているだけだった。

「時には、息子が無関心なわけじゃないんだよ。...