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1277話

老爷に仕事を頼まれた。張さんの家に行って、ある書類にサインをもらってくるというものだ。

中身を確認せず、そのまま張さんの家へ向かった。いつもと同じように、使用人に案内されて書斎へ。重厚な紅木の扉が開かれ、張さんが机の向こうで顔を上げて私を見た。

「戻ってきて随分経つのに、なぜ電話一本よこさなかった」

まるで何事もなかったかのような淡々とした口調だった。

私は笑いながら近づいた。「病院でずっと寝ていたものでね。ちょっと懲らしめられたというか」

趙程啓に頭を殴られたことを何でもないように話した。まるで何の煩わしさもないかのように。張さんは私の目をじっと二秒ほど見つめ、頷いた。「男子たるも...