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1252話

「よかった、これは偽物だ。本物だったら」

俺は顔を下げ、白おばさんの肩に噛みついた。「お前、俺に浮気でもさせようってのか？言っておくが、そんな考えは捨てろよ」

彼女がみすぼらしい不良どもと踊ったり、チンピラどもに体を触られたりする姿を想像すると、怒りで頭が沸騰しそうになった。歯を立てたまま、さらに力を入れると、突然彼女の肩の肌が破れ、鉄の錆びたような血の味が口の中に広がった。

その怒りがようやく少し収まった気がした。

「バカね」

白おばさんは最初抵抗しようとしたが、俺の言葉を聞いて、俺の気持ちを理解したのか、くすくすと笑い始めた。片手で俺の頭から体をゆっくりと撫で、まるで怒り狂ったライオンを落...