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1228話

「白おばさんが食べ物の話をしたとたん、お腹がぐうぐう鳴り始めたよ。マジで腹減った。一日何も食べてないんだ。昨日の夜、ホテルで酒を飲まされて、全然食べる余裕なかったし、その後一晩中暴れ回って、体力使い果たしちゃったからな。腹が減るのも当然だよ」

「私はそっちには行かないわ。あなたはちゃんと小莉の面倒を見てあげなさい」

白おばさんが断ると、俺は目を細めて軽く笑った。抱きかかえていた程雪莉が俺の動きに驚いたのか、体を反転させ、口をもぐもぐさせてからまた眠りについた。俺は彼女の耳を手で覆いながら、白おばさんに言った。

「俺に小莉の面倒を見ろって言うけど、白おばさん、俺が料理してるところ見たことあ...