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1202話

「ぱしゃん」

柔らかな花弁に手のひらが触れ、濡れた音を立てた。程雪莉はそれをはっきりと聞き取り、顔がさらに紅く染まった。

「もうやめて」

彼女は何度か身をよじらせ、私の上から降りようとした。浴室でこんなことをされるのは嫌だった。私の挑発で高まった感情が、徐々に甘美な方向へと変化していく。

「どうした、気持ちよくないのか?」

わざと彼女の腰を掴んで離さないようにする。彼女があまり積極的になれないことはわかっていた。でも私は、彼女が戸惑いながらも甘い声を漏らす姿が好きだった。

指をそろえて、一気にあの桃源郷へと突き入れた!

「ざばっ!」

水面が揺れる!

私の動きが浴槽の水を撹拌し、澄んだ音を立てた...