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1175話

「まさか、私が思っていることじゃないよね?いつから彼女はこんなに大胆になったの?

私はずっと彼女の目の中の王子様だったはずなのに、どうしてこんな仕打ちができるんだ?」箱の中の小さなろうそくを少し不満そうに見つめる。一本一本、少なくとも数十本はあるじゃないか!

「焦らないで、ゆっくり楽しみましょう。すぐに分かるわよ、これを持ってきた理由が」

白おばさんは不気味に笑いながら、ろうそくを手に私に近づいてきた。歩きながら、さらに私をなだめるように「怖がらなくていいわ、痛くないから!」

冗談じゃない!そんな言葉、信じるわけないだろ!

「近づかないで!」

バカでもわかるだろ、ろうそくは一定の温度にな...