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1124話

私は首を振った。お姉さんの魅力は、本当に大きいものだ。

王康衛が私の目の前でこんなことを言ったのは、これで二度目だ。でも、私は気にしていない。だって、お姉さんはもう私のものだし、彼の心も私のところにある。王康衛が彼女を私から奪うことなど絶対にできないのだから！

「帰る？」

思いがけないことに、衛士局を出ると、お姉さんが鍵を手に持って外で私を待っていた。外の風は強く、彼女の髪を乱していた。

「どうしてまだここにいるの？」

ホテルで早く休むように言っておいたはずだ。ここ数日ずっと忙しかったし、今回の検査で見つかった腕の一部は、この事件を白熱化させていた。誰もの心に暗い影が落ちている。

「あな...