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1088話

「うぅぅ、やめて、やめてぇ!」

まだ裏庭に到着する前から、聞くべきではない声が耳に飛び込んできた。その声は明らかに人目につけられないようなことをしている時のものだ!

「ハハハ、やめてって何だ?俺にヤられるのをやめてほしいのか?それとも、誰かに見られながらヤられるのがイヤなのか?」

聞き覚えのある声が聞こえてきた。昼間見かけた門番の護衛、ジョンが最も重用している護衛の一人だ。

私は眉をひそめ、そっと近づいていった!

婉児さんの家は、まるで古い時代のような造りで、窓までもが昔ながらの紙を張ったものだった。改良された紙とはいえ、力を入れれば破れないはずがない!

懐からナイフを取り出し、穴を開けた!

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