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1039話

私はすぐに劉衛士に退院手続きを頼んだ。この何も知らない純真な子は、母親がもういないことさえ知らないのだ。

「もう手続きは済んでいます。明日には退院できますよ」

劉衛士はすべての手続きを整えてくれた。あとは明日赤ちゃんを家に連れて帰るだけだ。まだ名前すら付けていなかった。長い間考えたが、これといったものが思い浮かばなかった。

「ありがとう。今夜は私がここにいるから、先に帰って休んでくれ。この数日間、本当にお疲れ様」

赤ちゃんを見守るため、彼はもう三、四日まともに眠っていなかった。文暁蘭の葬儀を終えた後、私はすぐに病院に来て赤ちゃんに付き添っていた。

「でも…」

「いいから、行きなさい...