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163話

雨の前兆に風が楼に満ち、これは、ただの始まりに過ぎない。

作者からひと言:皆さん、楚凌が裏切ったと責めないでくださいね……遠い目……あの言葉があるでしょう~「愛情は貴いが、命はさらに高価、自由のためなら、どちらも投げ捨てる」って~~自由よ自由~~あなたのためなら命さえ惜しくない、小凌が自分の約束を破るのは、理解できるでしょう~?

それから~~うちの龍太后が言ったの~簡単に忠犬になる受けは最後まで忠犬とは限らない、簡単には忠犬にならない受けが最後に調教されて、それこそ心底から尽くす忠犬になるんだって~うちの楚凌は心底尽くす忠犬への道を歩んでいるの~~ふんふん~そういうことなの~だから小凌のこと...