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104話

「肩をすくめて、楚凌は平静な口調で言った。しかし今聞くと、どこか錦に言い訳しているような響きがあった。

「でも、全く収穫がなかったわけじゃない。少なくとも二つのことがわかった。一つは謝雲の心の内が本当に深いということ。深すぎて、もう二度と彼を侮るようなことはしない。もう一つは…」楚凌は目を細め、「偶然にも両親の本当の死因を知ることができた。そして…彼らの仇を討つことができたんだ」

それを聞いて、錦は軽蔑するように鼻を鳴らし、片眉を上げた。珍しく皮肉めいた口調で言った。

「その二つの収穫と、帰ってから待っている家法と、どちらが重いか考えた方がいいんじゃないですか」

楚凌はその言葉に一瞬固まり...