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656話

小白の加入により、三人で円陣を組むことになり、清風子はたちまち圧力が倍増した。

今度こそ、彼は油断することなどできなかった。

「百戦精錬体?」

「お前が宇宙中で名を轟かせる百戦精錬体か?」

彼は小白を食い入るように見つめ、冷たく尋ねた。

同じく九大戦体の一つでありながら、小白の百戦精錬体は第二位に位置する!彼の修羅戦体は第五位だ!幼い頃から清風子は天才として人々に見られ、万人の敬仰を浴びてきた。

だからこそ、目の前のこの百戦精錬体に対して、自然と強い敵意を抱いていた。

「そうだとしたら何か?」

小白は淡々と微笑んだ。

「ならばお前は生きていてはならない!」

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