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520話

劉彬は一瞬にして呆然となった。

「なんだって？コンサート？」

劉彬は飛び上がりそうになった。

こんなこと考えたことがないわけじゃないが、時間的に全く間に合わないじゃないか！

夏雨晴はうなずいた。「そうよ、あの光景って心震わせるじゃない？ねえ、十万人収容の体育館よ！あんな規模、普通の人には手配できないわ！私、お父さんに頼んであなたのために借りておいたのよ！もう何日も準備してたの、明日は現場の設営が終わって、すべて完璧よ！」

「いや、うちの芸能人たち、誰も時間ないんだよ、もう！」

劉彬は思わず血を吐きそうになった。

「え？どうしよう？あなたなら誰か選んでるって思ったのに！」

夏雨晴...