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377話

「クソッ、お前さ、ちょっとは頑張れないのかよ!」

刘彬はもう悲惨だった。

自分の股下の霊馬なのに、この駄馬はまともに走れやしない!

こいつは多くの美女が夢見る霊馬のはずなのに……

結果、もう五分も走ったのに!

前を行く連中は、一里も先を行っている!

刘彬はもう崩壊寸前だ。

まさに泥のように頼りにならない駄馬じゃないか!

実はこの馬を責めるわけにもいかない。小さい頃から大事に育てられすぎたのだ。今はもう二歳になっているが、体格は良くない一歳馬程度で、生まれつき体質が弱かった。興奮剤を打ったとしても、効き目はないだろう!

刘彬は天を仰いで嘆息した。

「急げよ、待ってやろうか、は...