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372話

『往後の余生』!

また一つの名曲だった。

会場のカップルたちは、うっとりと聴き入っていた。

パルムディが接触してきた後、劉彬はすでに決意を固めていた。

ディリナザルはもう大人になったのだ。

あのような家庭に生まれ、数年間自由に活動できる時間を与えられたことは、本当に貴重なことだった。

だから、どれほどの損失があろうと、グァグァエンターテイメントがどれほど世間の注目を浴びていようと、ディリナザルは引退すべき時が来たのだ。

エンターテイメント界から退くのなら。

最後に思いっきり楽しもう!

劉彬はもう自分が良いと思う曲を惜しまなかった。これらの曲を、ディリナザルに歌わせないで、誰に...