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367話

「マジかよ!」

刘彬はその場で凍りついた。

沈芳菲のような身分の女性にとって、この行為はすでに十分に暗示的だった。結局、見知らぬ男性とこんな密室にいるのだから……

そのシンプルな動きには、強烈な誘惑の意味が込められていた。

刘彬の体は急に硬直した。

彼は密かに沈芳菲の美しい体を「盗み見」したことがあったにしても。

しかしそれはあくまで盗み見だったのだ……

今、彼女がこんなに近くで、目の前にいる。

その感覚は完全に違っていた……

これは漠北一の美女だぞ、二番手なんていない!

彼女の身体には、歳月が残した痕跡など微塵も見当たらない。コートを脱いだ彼女は、より一層色気に満ち溢れて...