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356話

「何曲？」

小黄の目は異様なほど輝いていた。

ディリナザも幸せに満ちた表情で、心はとても甘い気持ちでいっぱいだった。

彼がわたしに曲を書いてくれるのは久しぶりね？

ディリナザがトップアーティストになってからというもの、彼女は悟りを開いたかのように落ち着いていた。会社の誰もが知っていることだが、彼女は劉社長の女だ。だから商業イベントや忙しい仕事など、彼女に頼むことはなかった。ディリナザも「桃源郷」以降、新曲をあまり作らなくなっていた。そして彼女はいつも言っていた。劉彬が書いた曲でなければ歌わないと。

そのため、長い間新作が世に出ることはなかった。

しかし誰が思っただろう、わずか数ヶ月...