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272話

「そんなことがありえるのか？」

老方の声には驚きが満ちていた。

「なんと彼女は万年に一度出会えるかどうかの雷鳴戦鶯体の持ち主だったとは！」

劉彬は驚愕した。

「たかがブルースター出身の者が、こんな天才だったとは！」

劉彬には雷鳴戦鶯体が何なのか理解できなかったが、老方がここまで言うからには、間違いなく凄まじいものに違いない。

なぜなら彼には見えていたからだ。

宋軽語の体から神秘的な黄色の霊気が広がると、その場にいる人民聖殿の全員が、まるで興奮剤でも打ったかのように、目が血走り始めた。

宋謀方さえも、そして洛屠夫さえもだ！

「聖言術は能力増強効果をもたらす、かなり変態的なバフだ...