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119話

汪先生が常に注目していたのは、この原石の咎だった。

いわゆる「賭咎」とはそういうものだ。業界では誰もが知っている、咎のある原石は極上品が出る確率が高い。ただし、咎があると中のヒスイが損傷しやすく、時には粉々に砕けてしまうこともある。だから「賭咎」と言うのは、この表面の咎を賭けるということ、つまり明咎か暗咎かを賭けるのだ！

もし明咎だけなら、おめでとう、あなたの勝ちだ！

しかし暗咎なら、どんなに良いものが出ても、きっと心が張り裂けるような結果になる。考えてみてほしい、氷種がたくさん出ても、すべて砕けているなら、心が痛まないはずがない！

汪先生は断言した、この咎は深く、原石全体に浸...