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855話

李漾は唇を引き締め、勇気を出して言った。「義兄さんは悪くないわ。私から積極的に...私、彼のことが好きすぎて。誓うわ、お姉ちゃんから奪ったりしない。ただ、お姉ちゃんと義兄さんと一緒に暮らせるだけでいいの」

「なんてことを言うの、この子は！」劉の母はほとんど気絶しそうになり、李漾の頬に平手打ちをくらわせたが、自分の方が先に泣き出してしまった。

李漾の涙はさっと溢れ出た。首を強張らせながら言った。「殴り殺されても、私は義兄さんと離れたくない。私は彼が好きなの」

この件について趙柱根はどうしても関係を切り離すことができず、しばらく黙った後に言った。「お母さん、すでに起きてしまったことです。どん...