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809話

趙柱根の手はゆっくりと下に向かって行き続け、突然、柔らかい下着に手の甲が触れた。何か様子がおかしいと感じ、手のひらを返して上の方を撫でてみた。

秦茹は必死で頭を振り、非常に焦ったように小声で言った。「早く出して、早く」

趙柱根はそんな彼女の言うことなど聞くはずもなく、不思議そうに尋ねた。「これ、何だ?」

そう言いながら、下着を軽く引っ張ってみる。

「だ、だめ、動かさないで。生理中なの」秦茹は必死に足を閉じながら、顔を赤らめて小声で言った。

趙柱根の手はピタリと止まった。なるほど、どうして綿のように柔らかいものが感じられたのか。結局はナプキンだったのか。

秦茹は趙柱根が黙っているのを見...