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802話

「ふざけんなよ、ジジイをビビらせようとすんな。病院をちらつかせりゃ怖がるとでも思ったか?病院のトップとオレがどういう関係か知ってんのか?」

「どんな関係だよ!」趙柱根は胸の内の怒りを押し殺し、人だかりを掻き分けて中へ入った。

周囲の人々が一斉に趙柱根に視線を向け、その目には揶揄の色が満ちていた。

もともと趙柱根はあの老狐狸の老馬に対して極めて不快感を抱いていたが、今や誰かが彼の威を借りて悪さをしているとなれば、さらに腹立たしく感じずにはいられなかった。

この連中はそろいもそろって、いかにも不良然とした髪型で、耳にピアスを付け、上半身裸か背心姿で、様々な刺青を露わにしていた。

その出で...