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751話

六12の部屋に着いた趙柱根は、六03の部屋のドアが少し開いていることに気づき、そのまま部屋の中で待機することにした。ドアの覗き穴から廊下の様子を窺い、余のじいさんが六03の部屋に入る際には必ず趙柱根の部屋の前を通ることになるからだ。

ほどなくして、余のじいさんが上機嫌で大股で歩いてくるのが見えた。趙柱根は急いでキャップを目深に被り、マスクを付け、ドアを開けて静かに六03の部屋の前に立った。ドアの隙間から中の様子を窺う。

余のじいさんは部屋に入るなり立ち尽くし、どもりながら言った。「お、おまえ、どうしてここに…」

彼の向かいには、色気のある女性・孫小玉が片足を組んでベッドに座っており、李蘭...