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743話

その瞬間、趙柱根は中指を曲げ、彼女の秘所に差し入れた。たまらず漏れる艶めかしい吐息と共に、秦茹の身体が小刻みに震え、趙柱根の逸物を握る手に力が入った。

趙柱根も気持ち良さに声を漏らし、顔を横に向けて彼女の唇を塞いだ。

「んっ、んん…」

秦茹が顔を振り払おうとすると、趙柱根は左手で素早く彼女の後頭部を押さえ、舌先で彼女の唇をなぞった。同時に薬指も彼女の秘所に押し込むと、二本の指が温かく滑らかな粘膜に包まれる感触があった。なんて締まりの良さだろう。彼女はこれまでほとんど経験がないに違いない。

いつの間にか、秦茹は酔いに霞んだ瞳で口を開いていた。趙柱根は噛まれることを恐れ、まだ舌を差し入れる勇気...