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560話

言いながら趙柱根は銃口を軽く香泉に突き当てた。貝宝児は心が躍り、思わず「あっ!」と声を上げた。

しかし趙柱根はすぐに銃口を引き抜いてしまい、貝宝児の心はぽっかりと空虚になった。彼女が反応する間もなく、彼はまた銃口を少し押し込んだ。

貝宝児はまた艶やかな声を上げたが、彼はまた引き抜いてしまう。そうやって五、六回繰り返すうちに、彼自身も貝宝児の香泉がどんどん湿り、滑らかになり、抵抗が少なくなっていくのを感じた。毎回銃口が少しずつ奥へ進んでいくのは、決して自分の錯覚ではなかった。

貝宝児は全身が火照り、疼きを覚えていたが、男は彼女を満足させるつもりはないようだった。

「あっ!」貝宝児は声を高くして長...