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324話

同時に舌を伸ばし、貝宝児の唇をこじ開け、彼女の口の中の甘い蜜を思う存分吸い上げた。

趙柱根の挑発に、貝宝児の体は徐々に熱を帯び始め、頬には隠しきれない紅潮が現れる。半眼を閉じ、小さく息を荒げる姿に、趙柱根は血の沸き立つのを感じた。

だが、趙柱根の行動もここまでが限界だった。というのも、彼はいまだに貝宝児の心の内が何なのか掴めずにいたからだ。

そのため、こうした方法でしか貝宝児を挑発できず、彼女が欲情に身を焦がし、もう我慢できないほどになるまで誘い続けて、やっと彼女を我がものにする機会が訪れるのだった。

貝宝児は趙柱根の動きがどんどん大胆になり、自分の全身が落ち着かなくなってくるのを感じていた。...