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201話

趙柱根は姜暖の陣地に砲を緩やかに動かし続け、比類なき征服感が心の底から湧き上がってきた。

「ああ。じゃあ先に走っておいで、私は先に帰るよ」張志偉は酸っぱい口調で言った。「せっかく足を運んだのに…」

彼の言葉が終わらないうちに、姜暖は急いで遮った。「じゃあもう来ないで。あなたの奥さんに知られたら私が困るわ。あなたは私に何もくれないし、もういいわ」

そう言うと、彼女は急いで電話を切り、携帯を脇に投げ捨てた。そして艶めかしい目つきで趙柱根を見て、嗔んだ。「お兄さん、意地悪ね。電話してる時にこんなことするなんて。誰かに知られたらどうするの?」

「干妹妹(義理の妹)だからな、干(犯す)しないでど...