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194話

いつの間にか、趙柱根の両手は姜暖の体の曲線に沿って下へと移動し、彼女の豊満な臀部へと辿り着き、思わず撫で始めていた。

「趙先生…」

姜暖の吐息は一層激しくなり、両手で趙柱根の背中をしっかりと抱きしめ、柔らかな身体が彼の腕の中でもじもじと動いていた。

「姜先生、僕は——」

趙柱根が言葉を発しようとした瞬間、姜暖の赤く膨らんだ小さな唇が彼の口元へと押し当てられた。唇と唇が触れ合った刹那、趙柱根の頭の中で「ぶわっ」と音がして、最後の一筋の理性も際限のない欲望の炎に飲み込まれ、完全に我を失った。

ここまで来てしまえば、趙柱根にもこれ以上我慢する必要はないように思えた。花は咲いたときに摘むべき...