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193話

彼女を階上まで送り届けるのに苦労した後、姜暖は鍵を取り出してドアを開けた。中に入ると、趙柱根は彼女の住まいが意外と広いことに気づいた。

ワンルームのリビングとバスルーム、そして大きなバルコニーまであった。

姜暖は恥ずかしそうに言った。「趙先生、狭い所で申し訳ありません」

「大丈夫ですよ。まずはソファーまで案内しましょうか」趙柱根は彼女を支えながら歩き、手に持っていた贈り物を脇に置いてから尋ねた。「薬用酒はどこにありますか？取ってきましょうか」

「あの…」姜暖は少し躊躇った。「趙先生、お風呂場まで連れて行ってもらえますか？先にシャワーを浴びてから薬を塗りたいんです」

この女、面倒くさいな。

趙柱...