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183話

ビリッという音だけが聞こえ、その小さなショーツは趙柱根によって真ん中から引き裂かれてしまった。

自分のこの乱暴な行為を見て、趙柱根の心には不思議と言葉にできない快感が湧き上がってきた。まるで刑務所に十数年も閉じ込められ、女性を見ていない男のような気分だった。

何としてでも手に入れたいという切迫感がすぐに趙柱根の神経を満たし、彼の鼓動は知らず知らずのうちに加速していった。それも猛スピードで高鳴り、まるで最高級エンジンを搭載したスポーツカーのような轟音が、趙柱根を飲み込みそうだった。

「パパ、なんてワイルドなの」李媛媛は趙柱根を嗔めるように見つめたが、その表情にはどこか期待の色も混じっていた...