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12話

李媛媛は小さなおもちゃを使いながら、陳小蘭に対する嫉妬心を抑えられなくなっていた。自分より年上なのに、ベッドでは自分よりも良い待遇を受けているなんて。

しばらくすると、陳小蘭の声が天井を突き破るほどの大きさで響き、その後、部屋は静かになった。

李媛媛も目を開けた。さっきの自分の考えを思い出し、思わず自己嫌悪に陥る。義父に欲情するなんて、自分はどんな人間になってしまったのだろう!

李媛媛はそう思いながらも、我慢できずにこっそりドアを開け、隙間から覗いた。陳小蘭がふらふらと震える足取りで出てくるのが見えた。

足までぶるぶる震えている。それほど激しく感じたということだろう。

李媛媛は小さな...