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1084話

屋台の店主はこの時、赵柱根が先に予約していたテーブルの前に立ち、凶悪な顔つきの中年男性に頭を下げて小声で話していた。

「そんなこと知ったことか。誰の予約だろうが、今夜はここを俺たちが使うんだ！」

坤兄と呼ばれる男は怒りの眼差しで屋台の店主を睨みつけながら言った。

「坤兄、別のテーブルに変えませんか。うちは小さな商売ですから、こんなことをされると評判に関わるんです！」

屋台の店主はまだ頭を下げて哀願していた。

「今夜はここに座るんだ。俺を怒らせるなよ！」

坤兄は突然立ち上がり、怒鳴った。

「出ていけ」

屋台の店主はそこに立ったまま何も言えなくなった。彼は坤兄がこの辺りで有名なごろつきで...