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39話

蒋旭は司禄星君から捉妖師連盟と十大捉妖師の話を聞き、より一層真剣に耳を傾けるようになった。

「かつて、あれは捉妖師が最も栄華を極めた時代じゃ。十大捉妖師は一人残らず天をも恐れぬ存在であった。彼らが捉妖師連盟を結成すると、多くの崇拝者たちがそこに加わっていった。一時は無敵の勢いで、妖物どもは身を隠す場所もなくなったのじゃ。あの時代の捉妖師であることは、まさに誇りそのものであったよ」司禄星君は語りながら、自らの記憶に酔いしれていた。

蒋旭も聞き惚れていた。まさか、かつての修真者にこれほど栄華を極めた時代があったとは。残念ながら彼はその時代に生まれ合わせなかったが、さもなければ十大捉妖師の姿を見...